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Posted: fm on 2:37 pm | 公共的活動(public action), 平和問題
第21回 南原繁シンポジウム
南原繁は、若き日にカントの「永久平和論」に接して以来、最晩年の著作『政治哲学序説』に至るまで、正義に基づく永久平和が最も大切な政治価値であり、それを実現する国際政治秩序について考察を重ねました。その関心は国連や国際司法裁判所の改革といった具体的な問題にも及んでいました。
今、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナの占領支配とジェノサイドともいえる状況の中で、まさしく国際機構や国際法のあり方が深刻に問われています。
そこで、第一部基調講演では、『国際法以後』(みすず書房、2024年)において実効性なき国際法の構造的問題を論じておられる最上敏樹氏(バーゼル大学客員教授、国際基督教大学名誉教授、早稲田大学名誉教授)をお招きし、国際法の「脱構築」をめぐってお話いただきます。第二部パネル・ディスカッションでは、三名のパネリストに、それぞれの視座から本テーマをめぐって論じていただきます。
南原繁研究会は南原没後 30 年にあたる 2004 年に発足しました。2024 年は本研究会発足20 周年、さらには南原没後 50 年にあたります。本シンポジウムが、「あらためて戦争と平和を考える」機会となることを願っています。
日 時: 2024 年 11 月 4 日(月・振替休日)13:00~17:00 (開場 12:15)
場 所: 学士会館 202 号室 東京都千代田区神田錦町 3-28 電話 03-3292-5936
ズームミーティング方式でオンラインでも参加いただけます。
参加費: 会場での参加 一般 1,500 円、学生 700 円
オンライン参加 無料
いずれの参加にもお申し込みが必要です(裏面ご参照)。
主 催: 南原繁研究会 (代表 樋野興夫 順天堂大学名誉教授)
後 援: 岩波書店、学士会、東京大学出版会、公共哲学ネットワーク
協 賛: 富山県立小杉高等学校同窓会
あらためて戦争と平和を考える──世界における法秩序の脱構築をめぐって──
第 21 回 南原繁シンポジウム
プ ロ グ ラ ム
✥開会 13:00
開会あいさつ 南原繁研究会代表 樋野 興夫
✥第一部 基調講演 (13:15~14:15)
なぜ国際法「以後」か──不確定性の時代に考える── 最上敏樹 (バーゼル大学客員教授・国際基督教大学名誉教授・早稲田大学名誉教授)
休 憩
✥第ニ部 パネル・ディスカッション 「混沌から秩序へ」
コーディネーター 鈴木 規夫 (愛知大学教授・南原研究会幹事)
報告1 「南原繁の世界法構想」
松田 浩道 (国際基督教大学准教授)
報告 2 「天の国と地の国・法と政治──そのあいだと架橋──」
宮崎 文彦 (千葉大学特任研究員)
報告 3 「「カントに於ける国際政治の理念」から戦後日本教育改革へ」
田渕 舜也 (慶應義塾大学大学院生)
全体質疑討論
✥閉会あいさつ 南原繁研究会顧問 加藤 節
閉会 17:00
シンポジウムへの参加(会場またはオンライン)のお申し込み方法
①会場での参加、オンラインでの参加に関わらず以下をリンクからご登録ください。
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZcrdumspjItGdalXEeZb0C9NpFpEI0Fps7l#/registration
②登録後、ミーティング参加に関する確認メールが届きます。オンラインで参加される方は、確認メールに記載された「ミーティングに参加」をクリックしてご参加ください。会場参加を希望された方は直接会場にお越しください。
③シンポジウム終了後、懇親会を予定しています。参加ご希望の方は参加登録フォームで登録ください。
お問い合わせ:association@nanbara.sakura.ne.jp