« 東大総長 南原繁~その横顔とともに~(東京大学附属図書館特別展示) | Home | 11/3(月・祝)第 22 回 南原繁シンポジウム「敗戦後 80 年、戦後日本の歴史を見つめ直す」 »
Posted: fm on 9:21 am | 公共的活動(public action), 研究会・セミナー(seminars)
21 世紀に入って四半世紀。国際政治の分断と対立が強まり、国内においても社会の格差や分断が加速しています。他方では、DEI(多様性、公平性、包摂性)やウェルビーイングが注目されています。
本年の南原繁セミナーは、駒場の教養学部・大学院総合文化研究科で公共哲学や社会思想史の教鞭をとられた山脇直司先生をお招きしました。先生のご近著『分断された世界をつなぐ思想──より善き公正な共生社会のために』(北海道大学出版会、2024 年)は、「第一部 公共哲学の現代的展開」「第二部 共生社会論のリニューアル」「第三部 教養教育と哲学の再定位」からなっています。
山脇先生に本の紹介をしていただき、参加の皆さまとの対話を通して「分断を乗り越え共生社会への道を探る」機会といたします。あわせて、南原繁の教養教育や「現実的理想主義」の思想の今日的意義を考えます。
日時:2025 年 10 月 18 日(土)13:00~15:00 (開場 12:30)
主催:南原繁研究会
会場:東京大学本郷キャンパス 法文 1 号館 3 階 26 番教室
(オンライン同時配信あり)
参加:参加登録要、参加費無料
プログラム
13:00 開会あいさつ 南原繁研究会代表 樋野興夫
13:05 講演 『分断された世界をつなぐ思想──より善き公正な共生社会のために』 本の紹介と発題 山脇直司先生
13:40 コメント 村井 洋(南原繁研究会) 栩木憲一郎(南原繁研究会)
14:10 質疑応答
15:00 終了
講師紹介 山脇直司(やまわき なおし)東京大学名誉教授・星槎大学前学長一橋大学経済学部、上智大学大学院哲学研究科を経て、ミュンヘン大学哲学博士。
東京大学教養学部助教授、同教授を経て、1996 年 4 月以降東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。2013 年通信制の星槎大学教授。2019-2023 同学長。
単著:『ヨーロッパ社会思想史』(東京大学出版会、1992 年、新版 2024 年)
編著:『教養教育と統合知』(東京大学出版会、2018 年)監訳書:フィヒテ『ドイツ国民への講話』(京都大学学術出版会、2023 年)など。
参加 (会場またはオンライン)のお申し込み方法
オンラインで参加希望の方は以下からご登録ください
https://nanbara.sakura.ne.jp/home-coming.html
会場参加の方は、直接会場にお越しください。
本郷キャンパス法文 1 号館 3 階 26 番教室(安田講堂と正門を結ぶ銀杏並木沿い)
お問い合わせ: 南原繁研究会事務局 association@nanbara.sakura.ne.jp