« 10/18(土)東京大学ホームカミングデイ(南原繁セミナー)「分断を乗り越え共生社会を求めて」 | Home |
Posted: fm on 9:26 am | 公共的活動(public action), 学術的活動(academic activity), 研究会・セミナー(seminars)
1945 年に敗戦した日本は、今年 2025 年に「敗戦後 80 年」という節目の年を迎えました。南原繁がもし生きていたら、いまの日本や世界の現状をどのように評価するでしょうか。日本国憲法や教育基本法の制定など、戦後日本の設計に深く関わった南原繁が果たした「歴史的役割」について、特に「宗教」との関係に焦点を当てながら、多角的観点から再考します。
第一部「基調講演」では、戦後日本の歴史を問い直す研究を精力的に続けてこられた歴史家であり、日本宗教史・戦後思想史・占領期文化史がご専門の磯前順一氏(国際日本文化研究センター教授)をお招きし、敗戦直後という時期において南原繁や岸本英夫らが、GHQや日本の宗教政策の策定にどのような形で関わっていたのか、本邦初公開の資料なども駆使しながら、多面的かつ実証的観点からお話頂きます。
第二部「パネル・ディスカッション」では、南原繁研究会の会員である三名のパネリストに、それぞれの問題関心に基づいて、「戦後日本の歴史を問い直す」観点から、論じて頂きます。戦後日本が歩んできた 80 年という「歴史」に思いを馳せ、戦後日本社会に対して「宗教」が果たした役割について見つめ直すとともに、「歴史」と「宗教」という観点から南原繁を再考するシンポジウムとなることを願っています。
日 時: 2025 年 11 月 3 日(月・文化の日)13:00~17:00(開場 12:15)
場 所: 日本教育会館 7 階中会議室
東京都千代田区一ツ橋 2-6-2 電話 03-3230-2831
ズームミーティング方式でオンラインでも参加いただけます。
参加費: 会場での参加 一般 1,500 円、学生 700 円
オンラインでの参加 無料
いずれの参加もお申し込みが必要です。(裏面ご参照)
主 催: 南原繁研究会 (代表 樋野興夫 順天堂大学名誉教授)
後 援: 岩波書店、学士会、東京大学出版会、公共哲学ネットワーク
協 賛: 富山県立小杉高等学校同窓会
敗戦後 80 年、戦後日本の歴史を見つめ直す
第 22 回 南原繁シンポジウム
プ ロ グ ラ ム
✥開会 13:00
開会あいさつ 南原繁研究会 代表 樋野 興夫
✥
第 1 部 基調講演 (13:10~14:10)
GHQ の「天皇傀儡論」と神道指令~岸本英夫の政教分離論の行方~
磯前 順一氏 (国際日本文化研究センター教授)
休 憩
✥ 第 2 部 パネル・ディスカッション(14:30~15:45)
コーディネーター 大園 誠 (南原繁研究会)
報告1 「南原繁と終戦工作、及び戦後教育改革」
山口 周三 (南原繁研究会)
報告 2 「<1968 年>と無教会」
村松 晋 (南原繁研究会)
報告 3 「南原繁における宗教の問題」
塩川 礼佳 (南原繁研究会)
全体質疑討論 (15:45~16:50)
✥閉会あいさつ 南原繁研究会 顧問 加藤 節
閉会 17:00
シンポジウムへの参加(会場またはオンライン)のお申し込み方法(↓こちらからお申し込みください)
https://nanbara.sakura.ne.jp/simposium2.html