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Posted: fm on 5:58 pm | 公共哲学の関連文献
『公共圏に挑戦する宗教―― ポスト世俗化時代における共棲のために ――』
ユルゲン・ハーバーマス,チャールズ・テイラー,ジュディス・バトラー,
コーネル・ウェスト,クレイグ・カルフーン
エドゥアルド・メンディエッタ,ジョナサン・ヴァンアントヴェルペン 編
箱田 徹,金城 美幸 訳
定価(本体 2,500円 + 税) 2014年11月岩波書店刊
ISBN:978-4-00-022938-8 C0014
近代化とともに宗教は消えていくだろうという大方の予想に反し,宗教人口は世界中で増大し,大きな影響力を持つようになっている.多様な宗教的背景を持った人々とどのように共存し,ともに社会を形作っていけばよいのか.その模索は,宗教的要素を削ぎ落としたものとして構想された近代的公共圏とデモクラシーを再検討することでもある.現代を代表する四人の知性による刺激的な意見の応酬.
[目次]
序章 公共圏における宗教の力
E・メンディエッタ,J・ヴァンアントワーペン
「政治的なもの」――政治神学のあいまいな遺産の合理的意味
ユルゲン・ハーバーマス
なぜ世俗主義を根本的に再定義すべきなのか
チャールズ・テイラー
〈対談〉ハーバーマス×テイラー
(司会)クレイグ・カルフーン
ユダヤ教はシオニズムなのか?
ジュディス・バトラー
預言宗教と資本主義文明の未来
コーネル・ウェスト
〈対談〉バトラー×ウェスト
(司会)E・メンディエッタ
〈総括討議〉ハーバーマス×テイラー×バトラー×ウェスト
(司会)クレイグ・カルフーン
後記――宗教に備わる多くの力
クレイグ・カルフーン
〈付論〉ハーバーマスへのインタビュー
ポスト世俗化社会世界社会とは?――ポスト世俗意識と多文化型世界社会の哲学的意義について
(聞き手)E・メンディエッタ
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-022938