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Posted: admin on 4:00 pm | 公共的活動(public action), 研究会・セミナー(seminars)
第7回 南原繁シンポジウム
「南原繁と日本国憲法」
南原繁は、東京大学総長時代、日本国憲法制定に際し、貴族院議員として時の吉田茂首相らと激しい論戦を展開しました。そこで南原が問いただしたのは、主として、国体および天皇の地位、戦争放棄・自衛権の問題でした。そうした背景を踏まえて、本年度の第7回南原繁シンポジウムでは、「南原繁と日本国憲法」をテーマとすることといたしました。
第1部の基調講演では、日本国憲法制定過程における南原繁の主張をたどるとともに、その現代的意味を探っていただくことにします。
第2部のパネルディスカッション「南原繁をめぐる人々(その5)-天皇制と戦争放棄とをめぐって-」では、野坂参三、加藤周一、小泉信三、坂口安吾、ハーバート・ノーマンの5人を取り上げ、天皇制と戦争放棄に関する彼らの主張を検討します。これまでとは違って、南原とは直接的な交流がなかった人物も取り上げたのは、憲法上きわめて重要な論点をなす天皇制と戦争放棄とをめぐる問題に、南原繁を軸として多方面から光をあててみたいと考えたからであります。
政治が大きな転換期を迎え、遠からず憲法改正が政治日程にのぼる日が来ることも予想される状況で開かれる今回のシンポジウムが、日本国憲法の重要課題について考える有益な機会となることを期待します。
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プログラムのご案内
開会挨拶(13:00) 南原繁研究会代表 加藤 節
第1部 講演(13:10~14:10)
「南原繁と日本国憲法」成蹊大学法学部教授 宮村治雄
第2部 パネル・ディスカッション(14:30~16:35)
朗読 南原繁の文章から 宇野淑子
パネルディスカッション
「南原繁をめぐる人々(その5)-天皇制と戦争放棄をめぐって-」
コーディネーター 元静岡産業大学教授 鈴木英雄
野坂参三-共産党の憲法論等をめぐって-
成蹊大学法学部客員研究員・中越高校講師 沢目健介
加藤周一-憲法9条を護持する論理と政治感覚-
東京大学大学院 柴田真希都
小泉信三-新しい愛国心のかたち-
(株)インシィンク 岩崎正太郎
坂口安吾-『堕落論』の射程-
聖学院大学人文学部准教授 村松 晋
ハーバート・ノーマン-「開かれた社会」に向けて-
千葉大学大学院 栩木憲一郎
閉会挨拶(16:40) 順天堂大学医学部教授 樋野興夫
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日時:2010年11月3日(水)(文化の日) 13:00~16:40 [開場12:30]
場所:学士会館 210号室 (東京都千代田区神田錦町 3-28)
電話 03-3292-5936
参加費:1000円
主催:南原繁研究会(代表 加藤 節 成蹊学園専務理事)
後援:岩波書店、学士会、東京大学出版会、公共哲学ネットワーク
協賛:赤澤記念財団
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シンポジウムへの参加申し込み方法
Eメール、FAX、往復はがきのいずれかに、氏名、・住所・電話番号・メールアドレス・所属(団体・会社・学校等)を明記し(返信はがきには、申込者の住所をご記入下さい)、以下のあて先にお申し込み下さい。
1)Eメール こちらのページで必要事項をご記入の上、お申込下さい。
2)FAX 南原繁シンポジウム事務局 FAX 0422-37-3876
FAXでの参加申し込みの方につきましては、参加希望者が定員になった場合のみ
事務局よりご連絡させていただきます。連絡がない場合は、受付が受理されたもの
とご理解下さいますよう御願い申し上げます。
3)往復はがき 180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
成蹊大学法学部 加藤節研究室内 南原繁シンポジウム事務局
*締め切り 定員(300名)になり次第締め切ります。
南原繁研究会ホームページ http://nanbara.sakura.ne.jp/