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Posted: admin on 4:53 pm | 公共哲学の関連文献, 書籍・雑誌情報(Books, Journals, Magazines)
京都フォーラムの方では、公共哲学20巻シリーズの後、物語り論などが既刊ですが、このたび『公共する人間』のシリーズの刊行が始まりました。目次などは以下でご覧いただけます。
http://www.utp.or.jp/series/koukyouningen.html
このシリーズでは、伊藤仁斎、石田梅岩、横井小楠、田中正造、新井奥邃の5人が取り上げられます。その意図は、上記ページの「出版=公共するにあたって」をご参照いただければ幸いですが、特に以下のような点にあることをお伝えしておくべきかと思われます。
「公共哲学のこれまでの傾向は,西欧産の思想と人物はとりあげられるが,東アジアの思想と人物はそれほど重視されないという傾向があることにかんがみ,このアンバランスを是正し,東アジアの優れた遺産の継承と再生をめざす意図に基づく.その手がかりのはじめとしての日本の5人である」
この9月に第3巻の横井小楠、第4巻の田中正造が刊行されました。続いて10月には第5巻の新井奥邃が刊行されました。第1・2巻についても、年度末までに刊行される予定です。(宮崎文彦)