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第 20 回南原繁シンポジウムでは、南原繁没後 50 年にあたる 2024年に向けて、あらためて政治哲学者・南原繁の思想や業績を振り返り、その現代的意義を再考します。その第 1 弾として、今年は「政
治と宗教」という視点・観点からアプローチを試みたいと思います。
南原繁の政治哲学において、「政治」と「宗教」は、いずれも極めて重要な位置づけを与えられており、「政治と宗教」の問題を考えることは、南原政治哲学の本質を理解する上でも、必要不可欠で重
要な知的作業です。また、現実の世界においては、「世俗化」と「再宗教化/再魔術化」が複雑に絡み合いながら進行しており、とりわけ昨年から今年にかけて、国際的には「ロシアのウクライナ侵攻(ウ
クライナ戦争)」、国内的には安倍晋三元首相殺害事件を発端として「政治と宗教」をめぐる様々な根深い問題が明らかになることで、いまあらためて「政治と宗教」の関係の問い直しが始まっています。
本年の南原繁シンポジウムでは、第1部で、「政治と宗教」をめぐる様々なテーマについて精力的に論じてこられた、京都大学名誉教授・関西学院大学神学部教授で神学がご専門の芦名定道氏を基調講演者としてお招きし、キリスト教思想の視点から、南原繁の政治哲学の可能性と現代的意義を論じて頂きます。第2部のパネル・ディスカッションでは、南原繁研究会・会員が、それぞれの問題関心に基づき、「政治と宗教」をめぐる諸問題に対して、宗教倫理、宗教教育、現代政治理論という三つの観点から論じます。
日 時: 2023 年 11 月 3 日(金・文化の日)13:00-17:00 (開場 12:15)
場 所: 学士会館 210 号室
東京都千代田区神田錦町 3-28 電話 03-3292-5936
ズームミーティング方式でオンラインでも参加いただけます。
参加費: 会場での参加 一般 1,000 円、学生 500 円
オンラインでの参加 無料
いずれの参加でもお申し込みが必要です。
主 催: 南原繁研究会 (代表 樋野興夫 順天堂大学名誉教授)
後 援: 岩波書店、学士会、東京大学出版会、公共哲学ネットワーク
協 賛: 富山県立小杉高等学校同窓会
【プ ロ グ ラ ム】
✥開会 13:00
開会あいさつ 南原繁研究会代表 樋野 興夫
✥第 1 部 基調講演 (13:10~14:10)
「南原繁の政治哲学の可能性―キリスト教思想の視点から―」
芦名定道(京都大学名誉教授、関西学院大学神学部教授)
休 憩(14:10〜14:30)
✥第 2 部 パネル・ディスカッション (14:30~16:50)
「今、あらためて政治と宗教の関係を問い直す―南原繁を砥石として―」
コーディネーター 大園 誠
報告1: 森 和博
「政治と宗教倫理 植民地主義の克服をめぐって」
報告2: 篠崎 恭久
「宗教教育と公共性―キリスト教中高等学校の現場から―」
報告3: 栩木憲一郎
「南原繁と現代政治理論における「政治」と「宗教」―比較と対話の試み―」
全体質疑討論
✥閉会あいさつ 南原繁研究会顧問 加藤 節
閉会 17:00
シンポジウムへの参加(会場またはオンライン)のお申し込み方法
① 以下をクリックするか、南原繁研究会ホームページ所載の申し込みフォームからもお申し込み頂けます。
参加のお申し込みはこちら
http://nanbara.sakura.ne.jp
②登録後、ミーティング参加に関する確認メールが届きます。オンラインで参加される方は、確認メールに記載された「ミーティングに参加」をクリックしてご参加ください。会場参加を希望された方には、上記確認メールの他に「会場参加」を確認する別メールをお送りしますので、直接会場にお越しください。(申し込み先着順で定員 150 名)
お問い合わせ: association [at] nanbara.sakura.ne.jp に、メールにてお問合せください。