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Posted: admin on 12:19 am | 学術的活動(academic activity)
賀川豊彦シンポジウム
-新時代の<友愛>と公共的知識人- 映像はこちら
このたび、公共哲学ネットワーク(代表・小林正弥 千葉大学法経学部教授)では,日本の近代化の過程で社会の直面する諸問題を自らの身に負い,その中で苦しんでいる社会的弱者のために生涯を捧げた賀川豊彦をとり上げる学術シンポジウムを下記の日程にて開催することになりました。
現代の日本でも「貧困」が大きな社会問題になっています。賀川豊彦はスラムでの貧困に向き合いながら,協同組合思想に結実する社会運動家・事業家として,またキリスト者として,作家としてなど,多面的な実践で大正・昭和期にかけその足跡を全世界に残した人物です。本年は,賀川が神戸のスラム街に身を投じてから100年にあたり,「賀川豊彦献身100年記念事業」として全国的に出版や講演活動が開催されております。
今回のシンポジウムでは,4名の先生方にご出席いただき,「新時代の<友愛>と公共的知識人」の副題の下,現代社会において賀川豊彦の実践から何を学ぶことができるのか考えていくことを予定しております。
公共哲学の立場から賀川の活動をどう評価するのか,また,賀川の実践に公共哲学が何を学ぶことができるのか。こうしたことを皆様と一緒に議論できればと考えております。
会場の定員は100名強となっておりますが、予約などは必要ございません。お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。
記
日時:2009年 5月17日(日) 13:00-17:00 (開場 12:45)
場所:キャンパスイノベーションセンター東京・国際会議室
(JR田町駅、芝浦口すぐ)
参加:定員100人・予約不要 (資料代:500円)
司会:小林正弥(千葉大学法経学部教授、公共哲学センター長)
セッション1 <賀川豊彦と現代>
13:00- 今なぜ賀川なのか? 資本主義暴走の時代に
(伴武澄 共同通信社ニュースセンター委員、国際平和協会・会長)
13:30- 新しい賀川豊彦像 賀川とコーワーカーたち
(賀川督明 カガワデザインワークショップ代表)
14:00- コメント(小林正弥 公共哲学センター長)、会場討論
14:40- 休憩
セッション2 <賀川豊彦の思想と宗教観>
15:00- 賀川豊彦の宗教思想と友愛
(加山久夫賀川豊彦記念・松沢資料館長、明治学院大名誉教授)
15:30- コメント
(稲垣久和 東京基督教大学教授)、会場討論 総合討論
16:10- 2つのセッションを振り返り、参加者全体で討議
主催:公共哲学ネットワーク
共催:賀川豊彦記念・松沢資料館、
千葉大学・地球福祉研究センター
ご連絡・お問合わせ先公共哲学ネットワーク
(FAX: 043-290-3028 e-mail: info@public-philosophy.net)