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『友愛革命は可能か―公共哲学から考える 』(平凡社新書) 刊行

Posted: on 1:05 pm | メンバーの著作, 書籍・雑誌情報(Books, Journals, Magazines)

友愛革命は可能か―公共哲学から考える (平凡社新書) 小林 正弥 (著)が刊行されました。
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出版社: 平凡社 (2010/03)
ISBN-10: 458285513X
ISBN-13: 978-4582855135
定価:819円(780円+税)

【内容】
日本の政治の転換点で、友愛が唱えられる今、主唱した「EUの父」クーデンホーフ・カレルギーや、日本人初のノーベル文学賞候補・賀川豊彦の業績を振り返りながら、「友愛」と「新しい公共」の可能性を探る。

【目次】

はじめに 友愛革命への序曲──政権交代と公共哲学
友愛の思想/友愛革命への道

第1章 友愛革命は可能か──政権交代の歴史的意義
福沢諭吉のビジョンの達成/日米の悪しき政治からの脱却/友愛政治の意義/理想政治への序章

第2章 友愛とは何か──理念の思想史的展開
友愛が問われる政治的状況/ギリシャ・ローマの友愛/キリスト教と神秘主義/ルネッサンスの人文主義/フランス革命──自由・平等・友愛/アメリカ──結社の精神/ユートピア社会主義の意義

第3章 クーデンホーフ=カレルギーと鳩山家──精神的貴族の友愛主義
クーデンホーフ=カレルギー伯爵とは?/汎ヨーロッパ運動/プラトン的な理想主義的哲学──超倫理と男女の二極的倫理/全体的国家と全体的人間/友愛革命の提唱/鳩山一郎──四海同胞の友愛精神/鳩山由紀夫の「友愛」/「私の政治哲学」──友愛とグローバリズム批判/公と公共/日本初の政権公共哲学──所信表明演説/愛の政治──夫婦愛と超越的理念

第4章 友愛会と賀川豊彦──民衆的な友愛思想
ユニテリアン教会と福沢諭吉、初期社会主義/友愛会の三綱領──相愛扶助、公共、共同/賀川の実践的活動の変遷/友愛公共運動/「愛の実践」と社会愛/七つの価値論と唯物論的経済学批判/愛による変革としての協同組合論/協同組合国家論と世界平和

第5章 友愛革命による日本ルネッサンスを──「新しい公共」に向けて
愛の技術──その諸相と階梯/自己愛、利他愛、神への愛/墨守・非攻の友愛平和主義/ミクロからマクロへの非暴力的変革/友愛政治学──腐敗から公共善へ/「友愛、自由、そして公平へ」──愛の優位性と公正の三原理/友愛の経済学──友愛社会化主義/友愛構造改革/近世共和主義革命としての明治維新/日本友愛公共革命へ

第6章 友愛世界への道──友愛公共主義
友愛コミュニタリアニズム/地域主権と限定的多文化主義/友愛公共主義──天皇制の作為/友愛公共政策/地球的な平和・環境・福祉・教育/平和──核廃絶、東アジア共和体/共同主権地域と日米友愛連合/環境──エコロジカル公共哲学と環境国家/福祉──ケアの倫理と地球的友愛/グローバル・タックスとしての地球的友愛税/教育──市民性の教育と友愛/友愛国家をつくるために/地球的友愛世界へ

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