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シンポジウムの経緯

Posted: on 10:38 pm | 研究会・セミナー(seminars)

 この公開討論会はその後様々な形で話題となり、シンポジウムの開催の経緯や開催形態について関心を持たれる方もおられるので、簡単に経緯を説明する。

平和運動のあり方をめぐって、2004年の1月頃から『世界』『論座』などで、相対的に年長の世代から若い世代の反戦運動の弱点が指摘され、怒りの表現の少なさ(辺見庸)・運動論の少なさ(吉川勇一)・運動文化の世代断絶(天野恵一)などが指摘された。

 地球平和公共ネットワークでは、平和問題を中心にして開かれた公共的な議論の場を作ることを目的として、平和公共哲学研究会を開始したところだったので、この問題について世代間対話の場を作ることを考えた。具体的には、第1回平和公共哲学研究会(2004228日、土)で小林一朗氏に簡単な報告をして頂いた際に、吉川氏の文章が話題となり、公開討論会をする可能性について小林正弥と話し合った。

その後、ある若者から小林正弥に連絡があり、共に開催する可能性について打診を受けた。その若者達も世代間の討論を必要と考えており、討論会の企画を考 えているが、私達の企画を聞いたので、一緒に行えないだろうか、という趣旨だった。小林正弥は快諾して、彼らと協力して、第2回平和公共哲学研究会(公開討論会)「デモかパレードかピースウォークか ーー世代間対話の試みーー」を企画した。パネリストや司会者の選定にあたっては、吉川勇一氏や小林一朗氏の意見を聞いたが、その最終的人選や研究会のタイトル決定などは、企画側で行った。

 当日はイラクの日本人人質事件と重なったので、それへの配慮に直前まで追われた。資料として、以下に、この討論会の案内(メイル)を掲載する。

                            (小林正弥)

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皆様

小林正弥です。WPN11日の緊急抗議行動が121時ですが、その後公開討論会に来られる方のために、次のような形を考えました。

 既にプログラムは公示されているので、公式の変更はできません。でも、開始が145分なので、その場で参加者の了承が得られれば2時 開始にして、その間は緊急行動や声明などを紹介して撤兵要求をアピールしたいと思っています。「抗議行動→公開討論会」という流れです。主催者側は会場の 準備で抗議行動には参加できませんが、抗議の意を示したい一般参加者の方には、この形で進まれることをお勧めしたいと思います。

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●抗議行動  4月11日(日)12:00~13:00

集合場所

衆議院議員面会所(東京メトロ国会議事堂駅・永田町駅下車 徒歩2分)

●公開討論会           1345開始(できれば14時開始に変更)

荻窪地域区民センター 第1・第2集会室

荻窪駅南口より徒歩12分

地図はこちらです↓

http://www.yoyaku.city.suginami.tokyo.jp/HTML/0001.htm

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/map.asp?home=H04890&t=1071735668052

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平和運動の発展を願う皆様に

  320の世界統一行動が終わり、次の段階を考える時になったと思います。

平和運動のあり方をめぐって、最近、『世界』『論座』などで重要な議論がなされています。

 『世界』3月号では辺見庸氏が「抵抗はなぜ壮大なる反動につりあわないのかーー 閾下のファシズムを撃て」で、「デモだかパレードだか」に怒りの表現が欠けていることについて、「私たちのファシズム」が「パレード」を歪めていると批判しました。これに対しては、『世界』4月号の「読書談話室」で高田健氏が「傍観するか、内在するか」という反論を掲載しておられます(1)。

 また、『論座』3月号では、吉川勇一氏が「デモとパレードとピースウォークーーイラク反戦運動と今後の問題点」を寄稿され、反戦運動論や、運動内部における議論の少なさを指摘されました(2)。また、天野恵一氏は『インパクション』139 号(今年1月)の鼎談「イラク派兵と『改憲』ーー反戦運動の課題をめぐって」で、911以後に現れてきた若い世代の反戦運動を厳しく批判しつつ、「運動文化の完璧な世代断絶」を指摘しておられます。

 つまり、平和運動のあり方をめぐって、世代間によって発想の相違が存在し、相対的に年長の世代から若年世代への批判がなされているということができるでしょう。平和運動がさらに発展するためには、このような問題について公共的な議論がなされることが必要だろうと思います。

 平和公共哲学研究会は、平和問題を中心にして開かれた議論の場を作ること を目的としています。また、公共哲学において世代間関係は中心的な問題の一 つであり、私たちは世代間対話を通じて、「世代継承生成性(generativity)を実現することを主張しています。そこで、平和運動において、世代間対話の場を作り、運動の世代継承や発展を促進することは、この研究会の主題に正にふさわしと愚考します。

 そこで、第2回平和公共哲学研究会では、私よりも年長の世代から吉川勇一・ 天野恵一氏、 若年世代から小林一郎氏をお招きして、以下のような公開討論会を行うことに致しました。また、吉川氏は、小林正弥についてもHPで批判的な言及をされておられます(3)ので、小林正弥もパネリストとして発言することに致します。そこで、司会は、論争の場となった『世界』編集長の岡本厚氏にお願い致しました。タイトルの主題「デモかパレードかピースウォークか」は、この企画の起点となった吉川氏の上記論稿に即して付けられています。 

 地球平和公共ネットワーク関係では、発起人の一人・千葉眞先生が朝日新聞で「注視したい新しいデモーー『平和の術』創造の可能性」(2001318日、夕刊)を320日直前に寄稿され、「平和への結集」にも言及されました。また、来月号の『世界』では、私が司会した対談ーー小林一朗氏・川口創氏(名古屋のイラク 派兵差し止め訴訟に関わる弁護士)・草野史興氏(長崎で高校生として平和運動)ーーが掲載されます。

 私達としては、「ものすごい、つながりようもない断絶」(天野氏)に絶望することなく、あくまでも世代間対話によって、世代差を超えた「平和への結集」を追求したいと願っております。そこで、研究会終了後に、第4回「平和への結集」会合を開催する予定ですので、ご関心のある方はご参加を歓迎致します。

                          (文責:小林正弥)

※1.高田氏の詳細な反論「困難を乗り越える闘いに内在するか、それとも外部から嘲笑するか」は、以下を参照。確定稿は、『技術と人間』3月号に掲載。

http://www4.vc-net.ne.jp/~kenpou/seimei/takada.html

※2.吉川氏のHPに掲載。

http://www.jca.apc.org/~yyoffice/

「最近文献」61.なお、「論争・批判」9で、この論稿への反響が批判的に扱 われています。

※3.上記HPNews(100.最近の状況についてのご報告やら意見やら 2003/12/17掲載 )。

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2回平和公共哲学研究会(公開討論会)

【タイトル】

「デモかパレードかピースウォークか ーー世代間対話の試みーー」

【パネリスト】(発言順)

吉川勇一(元ベ平連事務局長、「市民の意見30の会・東京」事務局)

小林一朗(CHANCEpono2〔当時〕※)/環境・サイエンスライター)

天野恵一(『インパクション』編集委員)

小林正弥(地球平和公共ネットワーク発起人、公共哲学ネットワーク代表)

[※小林一朗氏は、現在はCHANCEpono2のメンバーではなく、発言もCHANCEpono2を代表してなされたものではない。]

【司会】

岡本厚(『世界』編集長)

【日時】

411日(日) 開場13:1518:30頃終了予定。

【場所】

荻窪地域区民センター 第1・第2集会室

荻窪駅南口より徒歩12分

地図はこちらです↓

http://www.yoyaku.city.suginami.tokyo.jp/HTML/0001.htm

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/map.asp?home=H04890&t=1071735668052

【参加費】

一般:1000円、学生:500

【タイムテーブル】

時刻 通し時間

13:15 開場

13:45 0:00 趣旨説明(小林正弥) 10

13:55 0:10 司会者挨拶(岡本厚) 5

14:00 0:15 問題提起1(吉川勇一) 20

14:20 0:35 問題提起2(小林一朗) 20

14:40 0:55 問題提起3(天野恵一) 20

15:00 1:15 問題提起4(小林正弥) 20

15:20 1:35 (休憩 10分)

15:30 1:45 パネリスト討論 70

16:40 2:55 (休憩 20分)

17:00 3:15 招待者、会場からの発言 90

18:30  4:45 司会・各パネリストからのまとめの発言 20

18:50 5:05 主催者からの終了の挨拶

【注意事項】

・タイム・テーブルや終了時刻は、当日の議論の流れに即して変更する可能性があります。

・主催者および司会者の指示に従ってください。従ってもらえない場合は退場していただくこともあります。

・運営を円滑に進めるため、会場からの一般発言は一人2分以内とさせていただきます。

・この催しの終了後、地球平和公共ネットワーク主催の「平和への結集」会合を開催する予定です(190020:45)。続けて参加可能です。

・なお、この研究会は、後日の公開のためにビデオなどで記録を取りますので、 この旨予めご了承ください。

主催:地球平和公共ネットワーク、協力:はてみ

問い合わせ先:公共哲学センター public-philosophy@le.chiba-u.ac.jp

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★なお、この研究会(公開討論会)は、地球平和公共ネットワークと、「はてみ」

などの若者が協力して企画しました。協力側の「はてみ」では、以下のような形で参加を呼びかけます。若い人にはわかりやすいと思いますので、参考までに付しておきます。

                   

 ピースパレードでの私たちを、「何をチャラチャラして」と年輩の方々に言われれば、私たちはカチンときます。そして、シュプレヒコールを「ダッサーい」と私たちに言われれば、年輩の方々もカチンとくることでしょう。

 これは表面的な例ですが、ここに表されるようなお互いに対する違和感から生じる軋轢から、「あの 人たちは違うから」と、「戦争はいらない」という共通する思いの中で出会った経験や世代の異なる人びとがお互いに心を閉ざしてしまうことは、とても残念な ことだ、と私たちは考えます。

 断絶と暴力によらずに物事を解決することを日本そして世界の国々に求める私たちは、まずは私たち自身から、対話を通してお互いを知り、議論によって明らかになったことから新しいアイディアを生み出していく方法を模索し、身に付けていきたいと思うのです。

 このことから、特に私たちの平和活動に対するアプローチの方法や考え方に対して違和感を表明し議論を喚起なさっている先輩世代の方々と、9.11以降、平和活動への新しいアプローチとしてピースウォークを呼びかけた小林一朗氏をお招きして、「デモかパレードかピースウォークか 世代間対話の試み」を、地球平和公共ネットワークの小林正弥先生と共に企画いたしました。

 お互いの考えを知り、学べるところからは学び合い、違うと感じる所に関してはどのようにそしてなぜ違うのかを明らかにしていくことは、決して無益なことではない、と私たちは考えます。

 みなさまにご参加いただければ幸いです。

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