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山脇 直司 編
『科学・技術と社会倫理 その統合的思考を探る』
東京大学出版会 2015年1月29日刊行
ISBN978-4-13-001100-6
【内容紹介】
科学と科学者のあり方は? 科学では答えることのできないトランス・サイエンスとしての倫理・公共哲学的課題にどのように取り組むか? 今後の教養教育をいかにすべきか? 3・11後の原発事故によって科学・技術と社会倫理に突き付けられた課題を統合的に考察する.
【主要目次】
序 「科学・技術と社会倫理」の統合的思考を探る(山脇直司)
【第1部】 討論 科学・科学者のあり方とトランス・サイエンス
報告 科学と科学者のあり方(池内 了)
コメント1(野家啓一)/応答1(池内 了・山脇直司)
コメント2(島薗 進)/応答2(池内 了・山脇直司)
質疑応答(小林傳司・今田高俊・鬼頭秀一・小島憲道・平井俊顕・伊東俊太郎・竹内日祥)
【第2部】 教養教育の復権
近代哲学からSTSと公共哲学へ――教養教育のための一視角(山脇直司)
技術知と社会知の統合――専門家のための教養教育としてのSTS(藤垣裕子)
科学・技術システムと責任の問題(直江清隆)
知の構造転換と大学の役割(小林傳司)
技術と社会の統合による教育(クラウス・マインツァー)
【第3部】 倫理の新たな役割と展望
原子力時代における倫理概念の再構築――統合的観点から(山脇直司)
科学技術の不確実性とその倫理・社会問題(鬼頭秀一)
特 論 統合学の意義(竹内日祥)
エピローグ(山脇直司)