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小林正弥 『世界 SEKAI』 臨時増刊 「大転換」発売

金曜日, 12月 11th, 2009

『世界』臨時増刊号「大逆転」が発売されました。
2009年12月1日発行
岩波書店  ISSN 0582-4532

大転換——新政権で何が変わるか、何を変えるか

I 政権交代の歴史的意味
 

 政治システムの転換と歴史的展望
  篠原 一 (東京大学名誉教授) 民主党政権の政治的な課題
  佐々木毅 (学習院大学)「大正デモクラシー」と「平成デモクラシー」――小さな福祉国家を求めて
  坂野潤治 (東京大学名誉教授)
 カウンターデモクラシーの到来――政治と市民の共同決定へ
  小川 有美 (立教大学)
「生政治」からみた政権交代
  石田英敬 (東京大学)
 公共的作為による「友愛革命」は可能か
  小林正弥 (千葉大学)
「政党」崩壊現象を起こした自民党 ――「政権交代」後をどう生き抜くか
  井芹浩文 (前共同通信論説委員長)

II 民主党閣僚、副大臣に聞く――聞き手・山口二郎

 いま真に「新しい政治」が生まれている
  菅 直人(副総理・国家戦略大臣) 行政刷新会議の本質とは何か
  仙谷由人 (内閣府特命担当大臣〔行政刷新〕) 憲法の中で防衛を考え、組み立てていく
  北澤俊美(副代表・防衛大臣)
 目標の明示が日本の外交を切り拓く
  福山哲郎 (外務副大臣)
 新政権の可能性――インタビューを終えて
  山口二郎 (北海道大学)

III 新政権をどう見るか

 平和と雇用にとことんこだわる
  辻元清美 (社民党、国土交通省副大臣) リアリズムの追求こそ再生への一歩だ
  石破 茂 (自民党・政調会長) 自民党再建のためのナショナリズムとは
  加藤紘一 (自民党)
「それでも改革を」で党の再構築を
  棚橋泰文 (自民党)
 建設的野党として向き合う
  市田忠義 (日本共産党中央委員会書記局長)

IV 新政権の課題

「人間の眼で見る」戦争、そして経済
  品川正治 (国際開発センター会長) アクティベーション型保障に舵を切れ――民主党政権と生活保障の転換
  宮本太郎 (北海道大学) 国家戦略局は何をすべきか――刷新される政治運営のメカニズム
  高安健将 (成蹊大学)
 普天飛行場移設――パッケージの呪縛を断ち切れるか
  明田川融 (法政大学)
 民主党は高速道路無料化を考え直せ――民主党ブレーン山﨑養世氏の無料化論を批判する
  宮川公男 (財団法人統計研究会理事長)
「公共事業の見直し」は進むか――「無駄の横綱」八ッ場ダムから考える
  保坂展人 (前衆議院議員)
 戦争被害者と対話し、納得できる解決を
  有光 健(戦後補償ネットワーク)

V 新政権を解剖する

 鳩山・一郎政権 「二元化された権力」の行方
  柿﨑明二(共同通信)「ガールズ」は永田町を変えるか――史上最多の女性議員当選
  秋山訓子 (朝日新聞) 司令塔不在 迷走する安全保障政策
  玉川裕磨 (ジャーナリスト)

VI 任せる政治」から「引き受ける政治」へ?

 座談会――政権交代から見据える日本の政治状況
杉田 敦 (法政大学)、宮台真司 (首都大学東京)、中島岳志 (北海道大学)

VII 新政権、私の期待、私の懸念

斎藤美奈子 (文芸評論家)、愛川欽也 (俳優)、北原みのり (「ラブピースクラブ」代表)二木啓孝 (ジャーナリスト)、しりあがり寿 (漫画家)、宮本博司 (淀川水系流域委員会前委員長)、本田由紀 (東京大学)、須田光照 (全国一般東京東部労働組合)、伊藤 真 (伊藤塾塾長)、色平哲郎 (佐久総合病院)、福島 智 (東京大学)、野村修也 (中央大学)、赤石千依子 (しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事)、小谷真理 (SF&ファンタジー評論家)、大野和興 (農業ジャーナリスト)資料篇
 鳩山内閣政務三役・衆参議院役員名簿
 三党連立政権合意書、連立政権樹立に当たっての政策合意
 日中韓共同記者会見 冒頭発言
 国連気候変動首脳会合における鳩山総理大臣演説

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リベラリズムと正義の限界

木曜日, 7月 16th, 2009

タイトル
リベラリズムと正義の限界
著者名
マイケル・サンデル
出版社名
勁草書房
出版年
2009
税込み価格(円)
4200
備考
菊池理夫訳

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稲垣久和「「脱生産主義」の時代へ」(『北海道新聞』5月8日夕刊掲載)

月曜日, 5月 18th, 2009

「脱生産主義」の時代へ 稲垣久和(東京基督教大学教授)
  今回のグローバルな経済危機は今までのそれと大きく異なっている。単に資本主義的市場経済が定期的に繰り返す不況、大量失業というパターンからもずれている。経済学者が説く近代経済学そのもののパラダイム(枠組み)が破綻しているように思う。〝派遣切り〟にはじまる失業者の増大で、日本でもワークシェアリングなる言葉も語られはじめたが、その意味がまだ十分に認識されていないようだ。
 ホモ・エコノミクス(経済人)としての人間は、ミクロのレベルで自己利益の追求を最大限にしていくことにより、マクロのレベルでは社会全体の経済成長(=幸福度)が増し、各人の収入も増す。この社会モデルは生産主義モデルと呼ばれ、産業革命以降に常識化していた。大量生産と大量消費が共に際限なく繰り返される。しかし、もはや生産至上主義の価値観は捨てるべきときに来ているのではないか。
 生産主義モデルの大前提は資源が無限にあることだ。十八世紀頃には人々は皆そう考えていた。しかし、現在では小学生でも地球資源が有限であることを知っている。だから生産主義には限界がある(民間機関「ローマ・クラブ」の「成長の限界」)。地球資源が有限であるだけでなく、人々は地球環境がひどく悪化していることも知っている。
 地球環境は悲鳴をあげている、人類の存続も危ぶまれる。温暖化ガスを二〇五〇年までに半減しようとの声明も環境サミットのレベルで出されている。生産主義モデルの限界があちこちに出ていながら、脱生産主義モデルの提唱が遅れている。
 脱生産主義とは人間の「幸福」を経済成長と結び付けない(お金だけが幸福の基準でないという)考え方であり、すぐれて道徳的・倫理的な課題だから、GDP(国内総生産)という数字のみに注視していても何も見えてこない。
 筆者は三月下旬、三年ぶりにオランダを訪れた。ワークシェアリングの発祥の地として知られるこの国は、今般のグローバルな経済不況でもほとんど影響を受けていない。一九八二年のワッセナー合意と呼ばれる政労使の協調路線で本格化したワークシェアリングは、パートへの雇用保障、労働時間の自由な選択権などへと深化し、実は、脱生産主義モデルの先鞭をつけていたことが次第に明らかになっている。
 一労働者あたりの労働時間の短縮と、そこから出てくる多くの男女の仕事の分かち合いは、生産至上主義を貪欲に求める時代から、一人ひとりの「自由になる時間」を増やす生き方へとライフスタイルを変えているのである。また、大量失業者が出ないで多くの人が雇用についているということは、生産部門のみならず社会に必要なさまざまな仕事が、見えないところでこなされているということだ。
 たとえば介護や子育ての仕事もそうだ。高齢者介護や育児面の福祉政策上の支援には、手厚いものがある。地球環境に優しい脱生産主義は、人間にも優しい価値観を持った考え方なのである。
 日本の政治家の発想は相も変わらぬ「生産主義」モデルを出ることができない。国民一人当たり一万円ばかり給付して「直ちに消費せよ、消費せよ」というだけでは無策にすぎるではないか。
 人々はこの何十年も消費欲をあおられて生活してきた。この消費の「欲望の解放」がまさに近代的な倫理観となっていた。いま、これを「欲望のコントロール」へと転換する必要があるのだ。個人モラルとしてだけでなく、文明論的な社会構造の転換のために不可欠なモラルなのである。
 「環境」「福祉」や「家族」「女性」「地域」「教育」など現代的課題に対して、有機的に結びつける斬新な構想力をもって、一部の政治家に任せるのではなく、市民がもっと対話できるタイプの民主主義を作っていく時代になっているのではないか、こう思うのである。

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山脇直司著『社会とどうかかわるか――公共哲学からのヒント』(岩波ジュニア新書)

月曜日, 12月 8th, 2008

 岩波ジュニア新書から山脇直司著『社会とどうかかわるか――公共哲学からのヒント』が刊行されました。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0811/500608.html
■目次
はじめに
第一章 滅私奉公の時代があった
  1 お国のために
  2 会社のために
  3 規律のために
  4 イデオロギーのために
第二章 大流行の滅公奉私
  1 世界は二人のために?
  2 学校生活のなかで
  3 他者との関係のなかで
  4 ルール社会のなかで
  5 競争社会のなかで
第三章 一人ひとりの「私」をを活かす
  1 世界に一つだけの花を咲かせるには
  2 個人の人権を考え直す
  3 「私」と「私」のつながり方
  4 民主主義の新しい考え方
第四章 公共世界とのかかわり
  1 公共とはなにか
  2 公共の福祉という価値
  3 公共善と公共悪・災禍
  4 分かちあう感情・理性・想像力
  5 公共的記憶と公共的未来
  6 「私」と公共世界をつなぐメディア
第五章 活私開公でいこう
  1 自分・他者・公共世界
  2 活私開公で読む憲法と教育基本法
  3 活私開公的な仕事のあり方
  4 国際社会のなかでの活私開公
  5 グローカルに学び,考え,活動する
おわりに

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南原繁研究会の本

日曜日, 7月 13th, 2008

南原繁研究会のホームページができました。こちらからどうぞ。
「平和か戦争か-南原繁の学問と思想」
to be出版
2008年
ISBN:4-9902695-6X
税込1500円
第4回南原繁シンポジウム(07年12月)における、坂本義和「平和をめぐって」、
宮田光雄「南原繁とカール・バルト」の講演を収載。また小野塚喜平次、河合
栄治郎、高木八尺、丸山真男、新渡戸稲造の5人の師友との交流を通じて南原
の信仰と思想について論考し、さらに鴨下重彦 東京大学名誉教授によるインター
ナショナルVIPクラブにおける講演「余の尊敬する人物『南原繁』」などを収載。
(2008年5月刊)
『宗教は不必要か 南原繁の信仰と思想』
 to be出版
2007年
ISBN:4-9902695-35
税込1799円
『初心を忘れたか 南原繁と戦後60年』
 to be出版
2006年
ISBN:4-9902695-31
税込1500円
『南原繁と現代 今問われているもの』
 to be出版 (発売元 キリスト教新聞社)
2005年
ISBN:4-8739543-04
税込1500円

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山脇直司「『公共』を巡る思考の現在」(『放送メディア研究』VOL5)

火曜日, 7月 1st, 2008

 NHK放送文化研究所発行の『放送メディア研究』第5号で、特集「社会における“公共性”のゆらぎと『放送』の課題」が組まれ、山脇直司先生が、「『公共』を巡る思考の現在-市民社会と公共圏の構造変化-」を寄稿されておられます。
 http://www.nhk.or.jp/bunken/book/book_data/bookdata_08021501.html

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山脇直司『グローカル公共哲学――「活私開公」のヴィジョンのために』

金曜日, 4月 4th, 2008

山脇 直司『グローカル公共哲学――「活私開公」のヴィジョンのために』
(公共哲学叢書 9)
ISBN:978-4-13-010107-3
2008年1月刊行
紹介・書評
 毎日新聞(2月10日東京朝刊) 山内昌之氏による紹介→こちら
「週刊エコノミスト」(4月1日号) 五十嵐武士氏による書評

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シリーズ 物語り論(全3巻)

木曜日, 3月 27th, 2008

第1巻 他者との出会い
編者:宮本 久雄・金 泰昌
東京大学出版会
ISBN:978-4-13-003447-0
2007年
5040円(税込)
第2巻 原初のことば
編者:宮本 久雄・金 泰昌
東京大学出版会
ISBN978-4-13-003448-7
2007年
5040円(税込)
第3巻 彼方からの声
編者:宮本 久雄・金 泰昌
東京大学出版会
ISBN978-4-13-003449-4
2007年
5040円(税込)

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立花隆編『南原繁の言葉 8月15日・憲法・学問の自由』

水曜日, 3月 26th, 2008

『南原繁の言葉  8月15日・憲法・学問の自由』
(東京大学出版会のHPへリンク)
編者:立花隆
出版社:東京大学出版会
出版年:2007年
ISBN:978-4-13-001004-7
2310円(税込)

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稲垣久和『靖国神社「解放』論』

水曜日, 3月 26th, 2008

『靖国神社「解放」論』
(光文社のHPへのリンク)
著者:稲垣久和
出版社:光文社
出版年:2006年
ISBN 978-4-334-93386-9
定価:1,000円(税込)

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