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公共哲学紹介文献

Posted: on 11:46 pm | 書籍・雑誌情報(Books, Journals, Magazines), 論文・書評・所感など

1.山脇直司、大沢真理 大森 彌 松原隆一郎 編『現代日本のパブリック・フィロソフィ』(新世社、1998年)は、今日の日本において、「公共哲学」を初めて本格的に取り上げて論じた画期的な著作です。その代表的な編者・山脇直司教授は、この著作の刊行を契機として、以下の公共哲学共同研究会に参加され、(科研費)公共哲学研究会の代表を努められています。「公共哲学宣言」と合わせてお読みいただければ、私達の運動の起点となる思想を知る事ができます。この著作の目次については、書名をクリックしてください。また、山脇教授は、『新社会哲学宣言』(創文社、1999年)でも公共哲学に言及され、「公共哲学宣言」にいう「学問革命」の基本的構図を学問論として提示しておられます。この本については、『創文』の文章をご覧ください。

2.山脇直司『経済の倫理学』(丸善、2002年)が刊行されました。この本に対する書評を掲載します。

3.将来世代国際財団・将来世代総合研究所が主催した公共哲学関連の研究会は、『UP』(東京大学出版会)誌で紹介されています。

4.公共哲学共同研究会(1998-2000年度)

この研究会は、将来世代国際財団・将来世代総合研究所〔金泰昌所長〕によって開催されたもので、本科研費プロジェクト(2001-2004年度)の起点となるものでした。アジアにおける公共哲学の樹立を目指し、日本の代表的な研究者が京都に集って、1~2ヶ月に一度づつ、「公共性」や「公/私」の観念を中心に活発な議論を展開してきました。その成果は、まず将来世代国際財団より刊行され、再編集されて、東京大学出版会から10冊のシリーズ『公共哲学』として出版がはじめられています。

海外でも、韓国(ソウル大学)・中国(北京社会科学研究院)・イギリス(ケンブリッジ大学、キングス・コレッジ)・アメリカ(ハーヴァード大学)等で国際会議を開催し、代表的研究者達と討論を重ねてきました。そして本センター長(小林)は、公共哲学共同研究会に始めから継続的に参加し、特に国際会議については、公共哲学共同研究会ニュース(将来世代国際財団発行、将来世代総合研究所編集)などに詳細な紹介・感想を寄稿しています。ご参考までに、将来世代総合研究所の許可を得て、その文章を掲載致します。

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